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2010年9月

もう夏休みでも子どもでもない秋の夕べ

 昨日は神奈川県の厚木で仕事があった。B1グランプリというイベントに社が関わっているので、応援に駆り出されたのだ。
 炎天下の中、ビラ配りと撮影をしていたのだが、あまりの人の多さと、アスファルトからの照り返しの強さに閉口した。
 わざわざ好き好んでやってくるお客さんたちに脱帽する。仕事じゃなかったら、私はぜっっったい行かない。
 汗だくになりながら声を上げて走り回っていたが、十万部も刷ったチラシが捌けるはずもない。同行者と互いの健闘をたたえながら、二時過ぎには会場をあとにした。哀しいかな、結局B級グルメはひとくちも食べられなかった。ひとくちも!
 悔しいから会場近くの焼き肉店で「厚木シロコロホルモン」と「横手やきそば」を注文した。やきそばは、供された瞬間から冷たかった。かなしすぎる……。

 今日は昨日の疲れを癒やすべく、朝からお酒を呑んだり、小説を書いたりしてゆっくり過ごしている。小説はひとに読んでもらったりしつつ、すこしだけ進んだ。

 昼過ぎに一時間ほど昼寝をした。起きてみると、蚊に刺された跡が計五つ。そのうち一つは額の端でぷっくり膨れている。タンコブみたいだ。
 私はどうやらとても蚊に好かれやすいたちらしい。同じ部屋で寝ていたはずのひとはまったく無事だったのに……。アラサーにもなっておでこにタンコブだなんて。恥ずかしい……。
 いまは蚊取り線香を焚いている。とても懐かしい匂いがする。田舎の祖母の家の匂いだ。
 蚊取り線香の煙と扇風機の風、夕方のニュース、窓の外から聴こえる虫の声。
 幼いころの夏休みにタイムスリップしたような気持ち。
 とても平和で、すこし心もとない。
 もう夏は終わってしまったし、もう子どもでもないんだなあ。なんて、感傷に浸っておりますよ。
 大人な私はビールでも買いにいこうかしらね。
 おでこにタンコブつけて。

一歩進んで二歩下がる

 数日間悩まされていた口内炎が治った。うれしい。

 でもその代わりにあごにニキビができた。痛い。

 一喜一憂。一進一退。

 小説が書けない。この能無しが、と自分を罵っている。

 でもちょっとでもよいと感じられるものが書けたら褒めてやろうと思う。

 

 今日は眠ります。おやすみなさい。

秋の夜と梅酒とわたし

 朝晩はすっかり秋の気候ですね。肌に触れる空気の温度がここちよい。朝の出勤の時間が、すこし億劫ではなくなりました。

 私は秋が大好きなんです。この季節がいつ終わるかなんて考えると、心がざわざわするから、いっそ早く冬になってほしいと思うほど、大好きなんです。

 そう、秋はとても足が速い。顔を見せたかと思うと、すぐにきびすを返して去ってしまう。まったく落ち着きがない。

 だけど、そのあっけなさが、いい。そっけないものほど愛おしく感じるのは乙女の性なのかしら。いや、たぶん私のたちなのでしょう。

 秋の夜に似合うお酒は梅酒かな、と思って、いまちびりちびりと舐めながらこれを書いています。

 甘いお酒は苦手だったはずなのに、最近めっきり弱くなったせいか、糖分が喉にここちよい。柔らかい布に体全体が包まれているようなふわふわした感覚。

 お酒は酔っぱらうためのものではなく、いがいがしたものを丸めるためのものじゃあなかろうか、と思う昨今。

 いがいがしたもの。疲れとか、不安とか、さみしさだとか。

 心にできたささくれを、少しずつならして、すべすべのものにしてくれる。

 だけど、油断は禁物なのです。ちょっとばかし度を越すと、逆にいがいがを際立たせてしまうのが、お酒の怖いところ。ふわふわのすべすべに安心しきったところに、ちくり、ちくりと棘を刺すのです。新たないがいがをこしらえるのです。

 細かい棘は、私の心に穴を開け、いつのまにか大きな空洞をつくる。ぽっかり空いた暗い穴には、どんどん冷たい風が送り込まれる。こんな秋の季節は、特に。

 それは、とても哀しい感触なのです。泣きたくなるほどの。実際に涙してしまうほどの。

 しかし、私はその感触が、嫌いではない。むしろ、おのずから求めてしまう。

 結局、いちばんやっかいなのは、季節でもお酒でもなく、私自身なのでしょう。

*

 最近よく観ている動画

 フジファブリック、森山未來、大根仁……って、好きなものが詰め込まれすぎてやばい。

 未來くん、ほんとかっこいいなあ……。

 さ、小説書こうっと。

ハナキン

 今日もひとりで家にいます。
 さすがに金曜日だからちょっと飲みにいきたいなあと思ったけれど、当日に誘えるような友達も思い浮かばないし、いたとしても気軽にほいっと誘えるような性格でもないので仕方がない。
 恋人に「花金やのにひとりやあ」と電話でこぼしたら「花金って……。もしかしてサバ読んでる?」と返された。
 えー、花金って素敵な響きじゃんよ。解放感と華々しさが凝縮されてる感じ。私は使うよ、いつまでも。

 で、いまはテレビで高校生クイズを観ています。
 とってもおもしろい。いやあ、出演している彼らはすごいね。知識量がはんぱない。脳みそって、こんなにいっぱい蓄積容量があるんだなと感心しきりです。
 男爵イモの「男爵」って誰のことか知ってます? 日本の首相で五十音順で最後の人は誰か知ってます? 「空空しい」ってなんて読むか知ってます?
 自分の生活といっさいかかわりのないこんな諸々を、頭にストックしておけるのが驚きだ。私にはとてもそんな余裕はない。唯一答えられた問題が「ロールシャッハテスト」w いやそこは、さすがにね。
 知識イコール頭のよさってーのはなんか違うと思うけれど、普段から細々とした事象を意識化して、体内に留めておけるのは、やはりある種の能力なんだろう。
 甲子園やインターハイで汗を流すスポーツ少年少女より、嬉々としてなんの役にも立たない雑学を披露する若者を見る方が、私にはカタルシスを与えるようだ。どこまでもインドアでオタク気質なことを再認識w 女子も男子もみんなもてなさそうなところもシンパシーだよ。
 大いに青春を満喫してほしいと思います。

 おお、そうこうしているうちに今日開けたばかりのワインがもうすぐ空きそうだ。
 今日は気持ち悪くもならずにほろ酔いでよい気分。
 明日は朝から洗濯と掃除をして、実家に帰る予定です。

 あさっては妹の出産祝賀会。ここまでくるのにいろいろと紆余曲折があり、きっと今後も曲がりくねった道を進むことになるのだろうが、姉としてはできる限り心穏やかに生きていってほしいと願っている。
 とりあえずあさっては、綺麗なウェディングドレス姿を眺め、おいしいフレンチを食べて、涙もろい父の酒に付き合おうと思う。
 よい始まりの日になりますように。

ここちよい世界

 今日は仕事を終えてまっすぐ帰ってきた。
 近頃、夜に予定がないことに安堵する自分がいる。「今日はなにもない」と思うと、にわかに心がウキウキする。鼻歌のひとつでもうたいたくなる気分。
 少し前までは、スケジュールに空きがあるのがなんだか惜しいようなこわいような気がして、せっせと飲みにいく約束をしていたのに。
 どういう心境の変化かはわからないけれど、たぶんいまは、平坦で穏やかな時間が体に馴染むんだろう。ひとりの空間を欲してるんだろう。

 家に着いて、茄子ときのこと卵入りのそうめんチャンプルを作って、酎ハイとともに地味な晩御飯を終えた。
 テレビではダウンタウンが昔話をする番組が流れていて、出演者が二十年ほど前の話を次々にまくしたてている。みな生き生きとして見える。
 ひとってやっぱり過去が好きだよなあ。どんなしんどいこともどんな哀しいことも、いまとなっては「終わってしまったこと」だから余裕をもってながめられる。少なくとも、その時以上に自分を傷つけることはない。
 かくいう私も思い出話が大好きだ。あのときはこうだった、ああだった、と古くからの友人とともに記憶を辿るのはとても心地よい作業だ。ぬるいお湯に身をたゆたわせているような安心感。
 できうるならずっとつかっていたいけれど、もちろんそうはいかなくて、いくら適温でもつかり続ければのぼせるし、肌が風を欲してしまう。それが身をすくませるような冷たい風だと知っていても。
 過去は気持ちいいから、ひとは過去が好きだ。けれど気持ちいいことだけがひとを満たすわけじゃない。そういう性質を備えているのが、ひとの面倒くさいところでも愛すべきところでもあるような気がする。

 なーんてことを思いながら焼酎をウーロン茶で割って飲んでいます。
 さて、昨日買った小説でも読もうかしら。
 私にとって小説を読むことや書くことは、違う世界に飛び込むことだ。自分の生活のほんのそばに横たわる異なる時空の流れに足を踏み入れること。ときどきふたつの世界が交差することももちろんある。
 それは過去を振り返ることや未来を見据えることと同じくらい、私には重要でここちよい営みなのです。


 
 

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